絵本の読み聞かせ①

児童文学作家・翻訳家の松岡享子さん。
子どもと本に、長年向き合ってこられた松岡さんの著書には、絵本の読み聞かせのアドバイスが沢山ありますので、一部を紹介します。


読み聞かせは、字の読めない子のために、活字を声にかえてやるだけではないのです。おとうさんやおかあさんが子どもに本を読んでやるとき、その声を通して、物語といっしょに、さまざまのよいものが、子どもの心に流れこみます。そのよいものが、子どもの本を読むたのしみを、いっそう深く、大きなものにしているのです。
(えほんのせかい こどものせかい)


幼い子どもに絵本を読み聞かせると、聞いてくれなかったり、ページをどんどんめくりたがったり、同じ絵本しか読まない…などなど、子どもの反応に戸惑うことがありませんか?


"よいもの"が子どもの心に流れ込んだその反応は、ひとりひとり違うはずです。声を出して笑う子もいれば、無表情にみえて、じっくり嬉しさを噛み締めている子もいる。

同じ絵本でも、子どもにとってその絵本がどんな出会いなのかは、ひとりひとり違うものです。

読み聞かせの時間は、子どもの心の動きを一緒に感じる時間、かもしれません。


型にはまらず、難しく考えず、自分らしく、子どもと向き合う時間を味わえると良いですね!

読み聞かせ会🍓苺

東京都江戸川区で読み聞かせ会をしている、親子サークルです🍓

0コメント

  • 1000 / 1000